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下高井戸八幡神社とは、東京都杉並区下高井戸にある八幡神社のことです。
社伝には長禄元年(1457年)の創建と伝えており、太田道灌が江戸城築城の際、家臣・柏木左衛門尉に命じて鎌倉の鶴岡八幡宮の神霊を勧請して建立したといいます。
本殿(総欅造)の棟札には「弘化丁未四年十一月十日再建」とあり、弘化四年(1848年)の再建とみられます。現在の社殿は昭和34年に落成したものです。
明治25年には旧村内字四ツ割にあった稲荷神社を合併しています。また、現在、下高井戸八幡神社の境内には末社として、天祖神社・御嶽神社・稲荷神社のほかに、当神社に功労のあった人々を祀る祖霊社があります。
昭和52年に境内末社を新築して境内地を整備したときに、八幡神社の「社号標」を鳥居の右側に建てました。
社殿前には「文政十一年戌子年武州多摩郡下高井戸宿」と刻した燈籠一対があり、また、境内には乃木希典大将の彰忠碑があります。更に、氏子から奉献された鳥居・狛犬・燈籠・手水舎等があります。
当社は明治5年11月村社に列格されました。祭日は9月28日となっています。
なお、昭和初期まで当社の宮司を務めた斎藤守高氏は、面芝居(めんしばい─仮面を付けて演じる狂言の一種)ともいう神楽の元締で、芸名を「中村縫之助」といい、鼓・太鼓・三味線に合わせて踊る芸の師匠でありました。この面芝居は、明治末から昭和初期にかけて流行しましたが、今は絶え、残された数個の面が往時をしのばせています。
和装結婚式(和装婚礼)とは、純和風の衣裳(衣装)を着用して挙げる結婚式のことです。「和婚」と呼ぶことも多くなっています。
女性(新婦)は白無垢・色打掛・振袖・引き振袖など、男性(新郎)は紋付・羽織・袴・裃(かみしも)などの、日本古来の伝統的な衣裳を着用して婚礼を挙げます。
これは、日本の伝統的な結婚式の仕方で、形態としては「神前式」「仏前式」「人前式」などの方式があり、各家庭の信仰などによりさまざまです。
最近では、古い伝統的な挙式スタイルが見直され、ヤング層を中心に、改めて注目を浴びているようです。